カウンター 読書日記 ●『昭和天皇・マッカーサー会見』(1)
読書日記
日々の読書記録と雑感
プロフィール

ひろもと

Author:ひろもと

私の率直な読書感想とデータです。
批判大歓迎です!
☞★競馬予想
GⅠを主に予想していますが、
ただ今開店休業中です。
  



最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する



スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


●『昭和天皇・マッカーサー会見』(1)
                       昭和天皇・マッカサー会見 キャノン_1


 
 ●『昭和天皇・マッカーサー会見』  豊下楢彦 岩波現代文庫 2008年7月刊 

 
 前回↓の記事に関連して、是非紹介しておきたい一冊がこの『昭和天皇・マッカーサー会見』だが、読み進めるのは次回からとして、先ず次の一節を読んでいただきたい。

 
 *************

 引用 63p~ 

 第二章 昭和天皇と「東条非難」
 『マッカーサー回想記』への疑問  

 第一章に収録された拙論(*後日)を執筆することになった契機とは、以下のようなものであった。拙論の冒頭に記しているように、昭和天皇が一九九九年一月七日に逝去した際、戦後史の方向を画期づけることになったマッカーサーとの第一回会見における昭和天皇の発言内容について、主要なメディアの大半は『マッカーサー回想記』の叙述を間違いないものとして、その引用に終始していた。この状況に疑問をもった筆者は、米国の有力紙『ニューヨーク・タイムズ』がこの会見の当時にいかなる報道を行っていたかを詳細に調べ直してみた。すると、四五年一〇月二日付の紙面で、前日の一日に内務省のスポークスマンが会見について語った談話の内容を紹介していたのである。しかもその内容は、『回想記』のそれとは大いに異なったものであった。

 
 そこで筆者は、天皇の逝去から一ヵ月を経た八九(*1989)年二月六日と七日付の『朝日新聞』に、「「天皇とマッカーサー会見」の検証」と題した拙文を二回にわたって掲載し、右(↑)の『ニューヨーク・タイムズ』紙の記事内容を詳しく紹介した。ちなみに、拙文のタイトルが
★「天皇・マッカーサー会見」ではなく★「天皇とマッカーサー会見」という、日本語としてはちぐはぐな表現になっているのは、担当した朝日新聞の記者が、「・(黒丸)」を付すると右翼から「不敬」との非難が生じ、筆者はともかく新聞社自体が攻撃の対象になるかも知れないとの危惧を強調したため、筆者もやむを得ず受け入れた結果であった。昭和天皇が病に伏して以来の、日本を覆いつくした異様きわまりない政治・社会状況を、筆者自身が直接体験したエピソードである。
 
 右(↑)の拙文は、『マッカーサー回想記』の叙述に重大な疑問を呈したものとして予想外の反響を呼び、筆者のもとにも多くの問い合わせが寄せられた。しかし、紙幅の制約に加え、何よりも筆者自身の当問題に関する研究不足もあり、内容的には不十分なものであった。そこで、この八九年という年を通して、当問題に関する内外の文献をなし得る限り収集し、集中的な作業を行ってまとめあげたのが、本拙論であった。

 ところで、以下に検討することになる論文において現代史研究の第一人者である京都大学名誉教授の松尾尊兌(まつお たかよし)は、拙論の位置づけを次のように評した。つまり、「これまでのこの会見〔昭和天皇・マッカーサー第一回会見」についての所論に共通する問題点として、史料批判が充分には行われていないことを指摘せねばならない。つたえられる会見内容が、いったい何時、誰によって、何を材料として、どういう目的で発表、あるいは記録されたのか。 ・・・略・・・

 *************

 念の為に補記しておくと、(ウィキペディア「赤報隊事件」より)

 ★赤報隊事件(せきほうたいじけん)とは1987年から1990年にかけて朝日新聞社支局などに対して起きたテロ事件である。指定番号から「広域重要116号事件」または「警察庁指定116号事件」とも呼ばれる。未解決事件。

  続く。

 


スポンサーサイト


この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバックURL
→http://2006530.blog69.fc2.com/tb.php/817-5012a626



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。