カウンター 読書日記 続・軍務局長斬殺
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続・軍務局長斬殺
   ・・相沢中佐が部屋に入ってきて永田局長の席に向かおうとしている時、新見大佐は永田局長に向かい合って(出入り口に背を向けて)椅子に座っていた。永田はもちろん、廊下側の出入り口から向かって一番奥の局長の机の席に座っていた。

 相沢は 静かに出入り口のドアを開けて、新見の右脇を通って永田の方に向かうが何故か新見はそのことに気がつかない。

 疑問を抱き続けていた、昭和48年7月に著者岩田の勤務地・山口県で水俣病によく似た症状の患者が発見された。

 52歳の男性、徳山湾の漁民で、自分でもよく魚を食べるというこの患者の症状を検査していく過程に取材で同席しながら、「視野狭窄」という症状に気づく。

 その漁民は看護婦(ママ)がすぐ脇を通ってもまるで気がつかないという話を聞いた著者は新見夫人に、新見大佐が眼科に通院したことの有無を尋ねて確認を取り、すぐ長田眼科医院に向かった。

 著者岩田は新見についてのすべてを長田医師にぶつけた。
 
 「いかがでしょう。新見さんは視野狭窄だったと私は思うのですが」

 「いやァ、よくそこに気づかれましたなァ・・そんなら言わないわけにいきませんな。・・確かにあの方は視野狭窄でした。・・軍隊に入る前からかかっておられたようです。・・軍隊の視力検査は近視・遠視や色盲くらいしか診ない。・・視野狭窄はよそ目にはわからない。本人が言わなければ他人は気づかない。・・・
 あなたの言われる<遅すぎた目撃>は確かにそのとおりです。実は私もあの事件に興味を持って、新見さんに聞いてみたことがあったのです。・・あの日は快晴だった。局長室の窓は永田さんの後ろにあった。永田さんに向かい合って報告書類を見ながら座っていた新見さんの位置からは朝の直射日光が射し込み、新見さんから見れば逆光線になる。視野狭窄の人は逆光線にも非常に弱いのです。
 もし、新見さんが視野狭窄でなかったら、ただちに相沢を阻止していたはずです。
 そうしておれば、永田少将は殺されずにすんだかもしれない。・・
 
 そうして、もし相沢事件が未遂に終っていれば、<二・二六事件>の時期や形も変わっていたと思いますね。」・・・(この項完)


   <メモ>

 「・・この栄町の長田眼科医院の診療室の奥の個室には、医学書の類はほとんどなく、文学書や画集などが山積みされてある。

 壁には洋画家・佐伯祐三の油絵が掛かっている。・・」ということである。・・・長田医師、佐伯祐三の症状のことは知っていたのだろうか・・・。

 


   
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