カウンター 読書日記 ●『龍宮神示』を読む。第五章。
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●『龍宮神示』を読む。第五章。
 ★フリーメーソン世界支配の幻想こそフリーメーソンの陰謀である
 
  
 先の助教授がAUMと関係を持っていた頃、AUMの幹部から盛んに出たのがフリーメーソンという言葉であった。

 麻原教祖らは本気でフリーメーソンという悪のユダヤ組織が全世界を支配しており、日本の皇室も政治家も国家権力のすべてがフリーメーソンの支配下にあると信じ込んでいた。

 だから彼らにとって全世界は敵であり、この敵は将来メシアとなる麻原教祖を狙っているので、全員で戦わねばならないというわけである。
 さらに彼らは、今現在でもフリーメーソンが潜り込ませたスパイがAUM内部に潜入しているので、あらゆる所に盗聴器をしかけて見張っていなければならないと訴えていたのであった。

 まったく漫画チックな話であるが、本気で彼らはそう思い込んでいた。
 AUMの窓一つない閉鎖的な建物や、盗聴行為などは、こうした被害妄想から生まれた副産物である。

 AUMの科学技術省大臣の村井氏が刺殺された時、救急車の中で呟いた「ユダにやられた」という言葉の意味は、オウム教団内にいるユダヤのスパイにやられたという意味であったことは間違いない。真実は、喋りすぎる村井氏のポア命令を教祖自ら下したことが歴然としているのだが・・・。

 このような体質の発想についていけないと感じた助教授が、正式に出家を拒否し、教団との関わりを一切もたないという態度に出た後のAUMの反応というのが、また異様であった。幹部たちから毎日のように電話がかかり、「お前はフリーメーソンだと分かっている」「AUMの秘密を喋ったら地獄に落ちる」と脅される。
 しまいには電話の調子がおかしいと気づいた彼が探偵局を雇って調べると、何と盗聴器が仕掛けられていた。
 そんな状態が1年近くも続いたが、彼が他にAUMについて喋っていないことを確認したせいか、あるいは活動が忙しくなったからか次第に電話が来なくなった。

 終末の破局や、黙示録を信じる人々はどうしてもこのフリーメーソンの世界支配という思想に取りつかれやすい。
 そしてだんだんに世の中のすべてが悪の組織に支配されており、世の中すべてが敵であるという妄想に取りつかれていく。それであるから、AUM信者のマインドコントロールを解くのは非常に難しい。

 彼らには、我々こそが悪の組織にマインドコントロールされた人々として写っているのである。
 だから警察の発表も信じないという異常な精神構造が発生する。
 筆者の幾人かの知人にもそういう人々がいる。恋人に毒をもられかけたとか、仕事の妨害がフリーメーソンから入ったとか言うので、その根拠を尋ねると、たいがいは証拠にもならないたわいもないことであったりする。しかし当の彼らは大まじめなのである。

 フリーメーソンの世界支配という発想は、ユダヤ人が計画したという悪魔的な世界支配計画を記したとされる「シオンの議定書」というものが大きな根拠となっているが、王仁三郎は「石屋の仕組み」という呼び方で、これについて次のように言及している。

 「これは特定の人種や民族の陰謀などではなく、天地の邪気が凝りかたまって発生したサタンによってもたらされた物である」
 すなわち、この議定書に書かれた世界征服計画を実行する現実の組織や民族などが存在しているわけではなく、これは悪魔の霊的な計画書であると言っているのである。
 霊的なものであるから、これを信じたり、見たりした者は、少なからずこの霊的な影響を受けることになる。
 例えばAUMのように、その思想に取りつかれ、今の世の中はすべて悪の支配する世だということを信じ込む。それで結果的に何をしたかといえば、信者の寄付を貪り、信者をマインドコントロールにかけ、無差別殺人まで犯して国内を社仝的な混乱に陥れようとし、麻原を中心に日本を支配するオウム帝国を作り上げようとしたのである。

 これではフリーメーソンに対抗するどころか、まるで自らがフリーメーソンになってしまっている。
 この現象こそが、本当のフリーメーソンの仕組みなのである。

 フリーメーソンを信じるものがフリーメーソンに変貌していく。
 ヒットラーもフリーメーソンの陰謀を信じてユダヤ人の大虐殺を行い、終末を信じて第二次世界大戦中、血眼になってアークを探し求めていたのである。 

  
 ★フリーメーソンは日本完全支配に挫折していた? 

 
 では、フリーメーソンのような世界支配を企む組織が存在しないのかというとそんなこともない。もっと巧妙な仕掛けでそれが進められていた節があるのである。

 筆者が情報を得たのはある大企業の取締役役員からであった。それはあのリクルート事件に関係することである。あまり詳しく内容を紹介すると、筆者自身が危ないので、内容をかなり簡略化させて頂く。

 時の中首根総理はフリーメーソンとしてよく名前を取り沙汰される政治家の一人であるが、彼はある密約をした。それは日本における情報産業を将来取り仕切るトップになるという密約である。
 そこで彼はクレイ社からスーパーコンピュータを輸入することになった。彼は自分の息のかかったリクルート社とNTTを結び付け、NTTによってスーパーコンピュータを輸入した後、リクルート社に売り渡す仕組みを作った。

 リクルート社は数百億円という資金をかけて世界最大のコンピュータータワーを設置したが、現在では閑古鳥が嗚いている。
 実はこのコンピューターシステムは将来の日本マルチメディア化にむけて、各家庭に2010年までに引かれるマルチメディア回線に直結される計画であった。そこに京都放送を吸収したダイエーも加わり、一大情報企業が誕生するはずであった。

 つまリ日本のあらゆる情報を一括してコントロールする計画だったのだが、リクルート疑惑発覚によってそれは妨げられた。
(この件に関しては、残念ながら紙面でこれ以上詳しく紹介するわけにはいかない。興味のある人はリクルート事件に関する記事とマルチメディア構想に関する本などをあわせ読んで、ご自分で推理していただきたい。)

 前述したように竹下登首相(当時)のからんだ「竹」の仕組みによって、日本支配計画は妨げられたのかも知れない。しかしこのことで分かるのは、フリーメーソンが存在したとしても、完璧な世界支配の組織などではなく、こうしたミスを多くしている程度のものだということである。 
 

 ★AUMの財源は何か ― 山口組との一問一答 

 
 最近では、AUMの異常な財力が山口組暴力団との癒着から生まれたものではないかという推測が取り沙汰されているが、そのことで一番当惑しているのが山口組自身である。

 筆者はかねてからの知人の伝手で山口組直系の大幹部にインタビューした。次がそのインタビュー結果である。

 山口組とAUMが癒着していたというのは本当ですか?

 「いいや、その件では本部も迷惑しとるよ。確かに宗教団体は金になるさかい一時いろんなとこと商売しとったようやけど、AUMに関しては問題が多すぎるから手をだすなっていう回覧がずいぶんと前から回っとんのや。法律変わってからヤクザも難しなったからな、あんまりヤバイことには手ぇださんよ」

 だが、羽根組が村井氏を剌殺しだのは事実でしょう?

 「あのな、羽根組ちゅうのは、山口組の直系やゆうてえらい言われてるけど、そんな大した組やない。小さな組や、やった徐いう男も正式な組員ちがうやろ。本当に組が関係してたら、ちゃんと組員にさすがな、あんなもんにさしたら何喋るかわからへん」

 じゃあ、本当に羽根組幹部の個人的な犯行ですか?

 「そうやろ。今はヤクザも金に困っとるさかい、なんでもしたんやろ。依頼したのはAUMらしいで、AUMの筋から日本の韓国ヤクザに回って、それから羽根の幹部に来た話らしい」

 AUMのバックには○○○会と○○○○教会がついていると言っている人がいますが、そういう話を聞いたことはありますか?

 「まぁ、そうらしいで。もともとその韓国ヤクザもそことは繋がりが深いからな」

 でも、山口組がAUMから流れた覚醒剤とかを売っていたんでしょ。

 「クスリ売るのはヤクザの仕事やけど、バイヤー言うのは本当の末端の下っぱがやってることが多いんや。どこからどう入るかなんか、本部直のもの以外は統制でけへん。しやけどな、クスリ売る言ったかて元値は二束三文やで、そこに土地転がしやったって知れとる。それをどんだけ回したらAUMがいうような一千億ゆう資金が出てくるねん。そんな金がでけるんやったら、それ仕切ってるわしらが、もっと金持っとるわ。違うとこから金が出てるんやで、まぁ、そこまで警察が調べるのは無理やろうけどな・・・それよりわしも最近ようAUMの番組みとるけど、AUMが尾崎豊を宣伝につかっとる言うてるやろ。あれ関係あるんかな・・・?」

 尾崎豊のことで何か知っているんですか?

 「いや、わしのとこにある組員が来てな、自分が尾崎の身内にクスリ売っとった本人やいいよんねん。尾崎が死んだ日もその身内と一緒におって、クスリで飛んだ身内が尾崎のコーヒーに、たくさん覚醒剤入れよって、それで死んだらしいで。その話をどっかに売りたいゆうんや。わしは、そんなしょうもないネタ売っても、はした金やから止めとけ言うたけど、AUMも覚醒剤売っとったやろ。なんか関係あるんかな?」

 筆者には尾崎豊とAUMの覚醒剤疑惑に関連があるのかどうかは分からない。だが尾崎豊か覚醒剤で死んだのだとすれば、AUMが信者勧誘のために「フリーメーソンの世界征服計画に対抗して殺された」と主張する尾崎豊を間接的に殺したのは、実は彼ら自身だったことになるのではないか。

 山口組はAUMとの関連を取り沙汰されて、相当当惑していることは確かであるが、覚醒剤や土地転がしで一千億円の資産は作れないというのであれば、AUMは一体どこからそれだけの膨大な財源を得ているというのであろうか? 
 
 
 ★暴走しすぎる麻原に粛清命令を下したのは誰か 
 
 
 「霊界物語」80巻で登場する凶霊・水奔鬼・すいほんき(笑い婆、誹り婆、怒り婆、泣き婆の4匹の鬼)は、AUMと関係の深い前記教団を併せた、4つの教団を象徴している。

 この4者の宗派や主張は各々個性があるが、共通して言えることはこのすべての教団が「ハルマゲドン」思想を持っているということである。

 つまりこの4者ともが「悪意ある終末思想」の宣伝教団であり、王仁三郎批評するところの、神の経綸を最後まで執念深く妨害する「ウラナイ教」であることには間違いがない。

 気になる4教団のバックには韓国系の財閥が存在すると言われている。

 村井氏が発言した「AUMの資産は1千億円ある」に我々は驚いたが、それはAUMが1千億円持っているというよりも、1千億円の予算の枠をバックが保証しているということなのではないだろうか?
 同財閥は北朝鮮の地下資源の開発権を手にしたいがために、北朝鮮の政治分裂を狙っていると噂されている。

 もちろん韓国の一財閥にこれだけの力があるはずがない。
 この財閥はアメリカの巨大資本と結びついており、CIAにも顔がきくという。
 AUMの洗脳が話題になった時に、過去CIAで行われた過激な洗脳実験の様子がテレビで報道されたが、AUMに洗脳のノウハウをもたらしたのは案外この筋であったのかも知れない。

 ところが、AUMが巨大になるにつれて、麻原が勝手な暴走を始めた。

 機関誌でマル秘情報をすっぱ抜いたり、前記2教団の教祖を殺害する計画を練ったりするに至って、バックの財閥は怒り、「麻原を粛清せよ」の命令が下ったといわれている。

 今まで散々騒動をおこしているAUMを、手を拱いて見ていたはずの警察が、突然強制捜査に踏み切ったのは、国松長官の狙撃事件だけが引きがねではなく、バックのこうした意思が働いていたからだと考えられる。

 では、なぜ麻原は仲間を怒らせるようなことをしたのか? この辺りの事情が筆者にはいまひとつよくわからないが、ある程度推測はできる。

 答えは二つある。

 ①、麻原が自分の教団が拡大していくにつれ、誇大妄想にとりつかれて本気で自分だけが日本の帝王になるのだと信じ込んだか・・・。

 ②、あるいは麻原自身がただ踊らされて、お山の大将になっていただけで、自分自身のバックをよく掴んでいなかったか・・・どちらかである。

 もし後者の方であれば、AUMには麻原とはまったく別に陰の実力者がいるということである。

 村井氏は予算を自由に使えるのは自分だけだというような、気になる発言を友人に残している。
 いったい、村井氏だけが使える予算とはどこから出てくるものだったのだろう。

 もし麻原が1千億円もの巨大な資金を持っているのであれば、自分が1千万程の現金を枕元に置いて密室に隠れていたのは妙である。

 あれだけせっぱ詰まった状況にあれば、もっと以前に金で保護してくれる外国政府の所にでも逃げ込んで隠れていた方がずっと安全といえる。
 あの時、麻原には1千万の現金と、自分の教団しか頼れるものがなかったのである。

 松本サリン事件の時にマスコミに出回った「松本事件に関する一考察」という怪文書も、どう考えても内部からのリークとしかいいようのない内容である。どうやらAUM真理教の内部は、我々が考えるより逞かに複雑な構造になっているようである。

 「麻原はAUM真理教の本体ではない」

 不気味なことであるが、それが真実であったとしたらAUMの恐怖はまだ去ってはいない。
 それはむしろ日本のAUMではなく、ロシアのAUMであると筆者は考えている。
 なぜならロシアのAUMの動きいかんでは、中東戦争の火種ともなるからである。 
 
 
 ★子は親の鏡 ― 弥勒神示からAUM事件への教訓


 今回のAUM事件が発覚しなかったならいったい日本はどうなっていただろう?
 筆者の考えでは、「一厘の仕組み」はもう既に動き始めている。
 オウムの計画通りに、サリンが国会や東京中にまき散らされ、ロシアで組織されたAUM軍が日本の港に上陸していたとしたら日本はどうなっていたか。おそらく、国連軍や諸外国は内乱鎮圧の目的で日本に軍事介入していただろう。
 そうすれば、あの大本筆先にも度々あらわれる終末の日本の預言。
 「その日になれば、外国の軍隊が北(ロシア)からも南(アメリカ)からも日本に攻めてくる」という言葉どおりの事態になっていたに違いない。
 しかしそれは寸前の所でくい止められたのである。

 さらに今回のAUM事件は我々に「終末思想は危険である」という一つの教訓を残してくれた。
 10月17日の淡路島の神業から地震発生にいたるまでに出た弥勒神示には、今回のAUM事件に対する言及とも言える神示が出現している。                   

 「・・・子は親の鏡と申してあるな・・・負うた子に教えられると申してあるな。近頃は子供の自殺がふえて悲しい事であるが、是は皆世の親達の責任であるぞ。その裏には三千年の悪しき原因結果(めぐり)があるのじゃぞ。善も悪も一度世の裁きの庭に現して見せる水晶の世と申してあるぞ。まことのまことの日の本の道を忘れ、利己主義(われよし)となりた日本人民、良く良く世の様を見て改神(心)いたされよ。神代の昔、大宜津比売(おおげつひめ)の神は、我身殺されても、その体から五穀の種を生みて、青人草に恵み残したと伝えてある。是が日本のまことの教えじゃ。大儀親を滅すと言う。親は犠牲となりても子孫の為に尽くす。それで今日迄日本がつづきて来たのじゃぞ。子供に対して、親の欲望をかけておるが、正しく子を育てる為、我身の姿勢を正す真実誠(まこと)が欠けておる。親と子の血のあたたかみ、又、真実の言葉の交流が欠けておるのじゃ。我が生命を伝える子孫に対する親心を改めてまつらねばならぬぞ。子は親の背中を見て育つと言う。早く、世の親達よ、改神なされよ。自らが、世の元の親神に改神のまことの姿を見せられよ。その様が子に写りて、世は改まると言うなり」

 AUM事件で我々の目に最も異様に映ったのは、親を平気で捨て、人殺しをすることを何とも思わない若きエリートたちの姿であった。
 しかしそれは他人ごとではない。

 神示は、日本人民が利己主義に固まり、子供にまで自分の欲望をかけて育てた結果が「水晶の世」に子供たちの姿として写し出されているというのである。
 彼らの姿は、我々自身の姿なのである。
「真の心」と「真の言葉」を失った結果でしかないのである。
「預言や終末」に心を奪われるより、そのことを考えることの方がずっと大切なことである。

 もし、本当に「終末」が起こるのであれば、スサノオが出現する必要性などまったく存在しない。
 王仁三郎は終末の解釈を、「霊界物語」の北光神(スサノオの分身)に、次のような言葉で語らせている。

 「たとえ神諭に天地が覆ると示してあっても、泥海になるとあっても、人間が三分の一になると示されてあっても、眩彙(げんうん)がくるとあっても、決してこれを文字そのままに解すべきものではない。すべて内儀的、神界的、心霊的に解すべきものである」

 現象に心を奪われるより、心にもっと気を配らなければならない。
 人の心をそのまま写す「水晶の世」とは、人の心そのままに「終末」を演出したり、「愛と和合」を演出してみせる。

 その結末は、すべて我々の心のあリ方いかんにかかっている。空気清浄器を作っても、サリンを研究しても、悪人(彼らが言っところによると)を殺しても、それでは何も解決しないことを胸に叩きこまなければならない。 


 ★竹の時代はこうして終わる 

 
 竹の時代の終わりはいかにして訪れるのか?

 前記した「龍宮神示」には次のように示されていた。

 「竹から生まれた松と梅。竹にもどりて・・・竹は腐れて土となり、明るく丸き地上界が誕生する」
 「竹に生まれる香具屋姫、乙姫殿が改心すればそれが最後の神業となり、宇津女神が登場して地上のありとあらゆる汚れを払う」

 これらの神示は次のようなことを告げている。
 現在分裂している大本数の各派が和合し、さらには「錦宮」「竹神業」をする集団とも一致団結して和合の型を教祖自ら作ることが、竹の最後の神業なのである。
 それは日本、ひいては世界の和合の型を作ることであって、竹の象徴する「力の衝突」の世が腐って土となり、新しい世の到来を促すのである。
 そして同時にAUMもその型を示すことが要求されている。

 「梅と松は竹から生まれた」とはっきり示されているように、「梅・松」は「竹」と親子の関係にある。
 これに象徴されているように、AUMによって引き裂かれた親子や家族が互いに対する愛を取り戻し、元の形に戻ることが必要なのである。

 本当の愛と偏愛とは違う。
 偏愛は「身内主義」「極端なナショナリズム」「他者を否定する心」へと発展する。ここで言う「愛」とはまるで性質を異にしたものである。

 「愛と和合」のテーマは「霊界物語」においても大変重要な位置を占めている。
 「霊界物語」の67巻から72巻までの間は、男女の大恋愛の話で占められている。
 また「霊界物語」全編を通して多いのは、子探し、親探しのテーマである。
 これは、ただ単に男女の愛と親子の愛だけを問題にしているのではない。男女・親子の愛というものは、人間の中にある一番身近な「愛」である。この「愛」が正しいものであれば、男女の愛・親子の愛→他者への愛→社会への愛→世界への愛→宇宙への愛へと発展し、それが子(人間)が親(神)を捜し当てることに繋がるのである。

 生前、王仁三郎は、
 「愛というものは本当に人を動かすことが出来るんや。愛ひとつで世界をひっくりかえすことも出来るんやで」と語って憚らなかった。
 この愛の実践は私たち一人一人が求められているものでもあるのだ。
 「霊界物語」では、顕津男の神に大恋愛して後を追っていく朝香比女神が、その旅の過程で、次々と悪神を退治していく物語が「愛の力」の顕現として語られている。

 神への大恋愛。
 それが悪の世を滅ぼす力になるのである。
 しかしここでいう力とは暴力のことではない。

 「霊界物語」を読むと、正神は悪神を常に言霊(正しい力を秘めた言葉)の力で和らげ、退散させてしまうのである。

 「霊界物語」78巻より -

 顕津男の神を追っていく朝香比女の神は、船にのって大小の島を縫いながら進む。
 これを知った曲津神グロノスをロゴスの2巨頭は、あらゆる曲津神を呼び集め、死力をつくして戦わんとすが、朝香比女神の言霊に打ち破られる。しかも葦原の国に上陸した一行に竜神、大蛇、猛獣などの潜む大野原を焼き払われて、曲津神たちは全て逃げだしてしまうのである。
 朝香比女神は、供の4神を悪の根拠地クロスの沼へ悪魔退治に向かわせる。4神は「ウ」の言霊の助けを得て奮闘。グロノスとロゴスは悪龍蛇身に変身し、水面をのたうちながら、黒雲を起こし、雷鳴を轟かせてどこかに逃げ失せる。

 これを受け、大宴会が開かれた。朝香比女の神が葦原国の鎮めとして火打ち石を葦原国の葦原比女に送る。その火打ち石で山野を焼き払うと、悪魔は葦原の国土を捨てて遠く西方に逃げ去った。
 葦原の国の天地が清められ、春は花咲き、夏は植物茂り、秋は五穀がみのり、四季の秩序正しい美しい国へと葦原国は再生した。
 朝香比女神は新国土の成立を見定め、再び船にのって万里の海原に向かう。
 
 ●第五章 悪の世を照射する水晶の役割はAUMが担っていた  <了>。              
 

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