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『小泉純一郎と日本の病理』 藤原肇
 『小泉純一郎と日本の病理』 藤原肇

 ●選挙で選ばれたわけでもない「女帝」による支配

 小泉の性格を表すエピソードの1つに、「『話せばわかる』をくり返すが、自分から言うだけで、相手の話は聞こうともしない」というのがある。 しかし、多くの情報源によれば、小泉が「絶対に話を聞く」人物が1人だけいるのだ。
それが前記した、「クレオパトラ」と呼ばれる姉の信子だ。前出 の『小泉純一郎一血脈の王朝』の中には、次のような関係者の談話が載っている。
 く「小泉には心を開いて話せる盟友やブレーンは一人もいません。異常なほどの孤独癖に森(喜朗前首相)も、今はまったくサジを投げている。その森に言われて、中川秀直・前官房長官が小泉の子守役をやっていますが、東五反田の首相仮公邸に行っても、会話がほとんど続かないそうです。

 ところが信子さんが仮公邸に入って一日過ごすと、翌日は総理のご機嫌がとてもいい。一人で閉じこもりがちの小泉も、信子さんにだけはどんな細かいことでも話をする。本当に不思議な姉弟関係で典型的なシス(ター)コン(プレックス)といえますが、小泉にとって信子さんがかけがえのない精神安定剤となっていることだけは確かです」〉
しかも、元秘書は驚くべきことに、「信子さんと小泉では比較するのが失礼なほど、信子さんのほうが優秀です。自衛隊のイラク派遣を進言したのも、靖国神社参拝をすすめたのも信子さんです」ということを語っているのだ。

 クレオパトラCleo Patra(BC70-BC30)はエジプトの才色兼備の女王であり、プトレマイオス王朝Ptolemy Dynasty (BC305-BC30)における最後の統治者だった。しかも、クレオパトラが実の弟と結婚して夫婦であったことを思うと、この歴史のメタファーは意味深長である。

 一般的に、自己愛はその枠を超えるほどになれば、精神的に倒錯して境界型の人格障害character trouble を起こすことがある。小泉純一郎を称して、「変人」と呼んだのは田中真紀子だったが、彼女は人並み以上の鋭いカンを持っているから、一目で小泉の人格を見抜いたのではないだろうか。
また、『週刊金曜日』(2004年7月9日号)の記事によると、有事法制の成立は、小泉信子が弟にハッパをかけてやらせたという主旨の話が載っている。
く父の無念の退任から36年後、姉・信子氏(父・純也氏が防衛庁長官のときの、日本初の女性大臣秘書官)は、純一郎氏が首相に就任する数日前、『お父さんができなかった有事法制は、あなたの内閣でやるのよ』と純一郎氏にハッパをかけた、と永田町界隈ではささやかれている。小泉内閣が国会に提出した有事法制関連法案には、戦後政治を画す安全保障上の課題という意味ばかりか、小泉家の汚名をはらすという宿願まで込められていたのである。〉

 このような小泉純一郎と姉・信子との関係は、前出の『無情の宰相・今泉純一郎』-松田賢弥)によれば、「純一郎と姉はまるで夫婦だ」(小見出し)となっており、小泉は衣食住のすべてを姉に頼っているとされている。だから、松田賢弥は次のような一節をもって、小泉陣営に最大の危惧fearを表明しているのだ。

 <メシからカネまで、小泉は彼女に頼らなければ手足をもぎ取られたのも同然なのだ。それが小泉信子だ。古くから信子を知る何人かの後援会の幹部は、小泉の断片的で、説明や解説の言葉のない突き放したようなものの言い方は、信子そっくりだと言う。一国の首相が、国民の知らないところで、選挙に選ばれたわけでもない影の存在の実姉から、そこまで支配されているというのは危険極まりないではないか。>

 危険極まりないのはもちろんだが、この事態は実に珍妙かつ異常である。それは、独裁国家の北朝鮮と比べてみてもはっきりする。北朝鮮ではトップの金正日がほぼ自力で判断して政治をやっているというのに、日本では姉に操られた傀儡政治―パペット政治― が続いているからだ。 しかも、重要な決定が議会ではなく、夜の公邸で決まり、それが討議抜きのイエスマン閣議で承認されるというのでは、「主権在民」ではなくて「主権在姉」ではないだろうか?

 ●一連の疑惑をある人物に確かめる

 ここで話を戻して、首相就任時の新聞記事を読んだ後で、私がどうしたかということを述べてみたい。もし、ジャーナリストを自認するなら、そして、故国のことを真剣に憂慮するなら即座にこの問題を取材して、私自身の記憶の真偽を確かめるべきであったろう。 しかレ私はそれをやっていられなかった。

 ここからは言い訳がましくなるが、私は小泉政権発足の直後にアメリカに戻っており、ロスLos Angels の「日米文化会館騒動」という問題に巻き込まれていた。これは日系社会の寄付で成り立つ施設が、そこに集まる幹部の利権として私物化され、専務理事の年俸や個人経費が30万ドルに達し、叙勲の推薦料が利権化しているという、日系社会にとっては放置できない問題だった。また、そんな中で身内の結婚式のためにドイツ出かけたおりに、ユーロ通貨の発足にまつわる取材で、ヨーロッパ中を歩きまわっていた。 しかも、その年の9月11日は、通称「同時多発テロ」と呼ばれた「9.11事件」が起きたのである。

 そして、こうした取材活動が一段落した後で、私は歴史学徒の1人としての興味から、昭和史の大きな謎の1つとされている大杉栄(1885-1923)と甘粕正彦(1891-1945)にまつわる調査を始めていた。当時の私はある結論に達していたが、その確認の意味もあって、東京で隠棲しているある人物を訪問した。その人は小串正三(おぐしまさみ)という名前の老ビジネスマンであり、彼はかつて、パリの三井物産の総支配人などを歴任し、歴史の舞台裏にとても博識な人だった。シベリア出兵やコミンテルンに関連して、大杉も甘粕も大正期のフランスに行っている。また、★甘粕は大杉の殺害に関与する前にフランスに渡って「大東会Grand' Orient」 に入っている。これらのことをどう解釈して点を線にするか、フランス体験が豊富な小串翁の知恵を拝借したいと思ったのである。

 ところが、この小串老人との話の中で、私は例の古い記憶を確認することになったのである。

 当時、パリの日本人社会における三井物産の総支配人というポジションはヽ日本国・特命全権大使に続いて東京銀行パリ支店長とともに、パリの日本人社会の間では一目も二目も置かれる存在だった。そこで、私は、小串翁にこう切り出したのである。
 「小串さんはパリに長かったので、当時のヨーロッパの日本人社会の裏話に詳しいと思います。そこで、お間きしたいのですが、当時、親が財界や政界の有力者の子供たちの中で、日本で不祥事やスキャンダルを起こして、ほとぼりをさますという目的でヨーロッパに来ていたという人間はいませんでしたか?」
 「秘書と駆け落ちして来た政治家の娘とか、ヤクザに騙された売れっ子の女優、傷害で海外逃亡中の大会社の社長の息子、刑務所代わりにパリにいる閣僚の御曹子など、商売柄いろんな話を腐るほど聞きましたね」

 小串翁は、私が当時ロンドンから来た人から聞いた、破廉恥事件を起こして逃げた学生の話をすると、次のように答えたのである。
 「もちろん、ちゃんと勉強している留学生もずいぶんいましたよ。当時の日本の青年は真面目な人が多かったから。ただ、さすがに海外の別天地であるわけですから、中にはそういう青年も混じっていたでしょうな・・・」

 この小串正三翁と喋ったエピソードは、大杉と甘粕についての対談記事の一部として『財界にっぽん』(2002年6月号)に掲載された。そして、それから2年後、この件を日本の他のメディアが取り上げることになり、民事訴訟まで起こったのであった。
小串さんの話は示唆に富んでいたが、彼が小泉に下した「人物考課は、今でも忘れられない。「小泉首相は細かいことは実に熱心にやるが、大局的なことは考えない一種のオタク族の仲間で、わが社では課長止まりの人ですから、そんなレベルの人に首相をやらせるのはかわいそうです」と、断言しているからである。

 ●「レイプ疑惑」は当時から地元では知られていた

 さて、私は後になって知ったのだが、小串さんとの対談が記事化されるのと時期を同じくして、ニューヨーク市立大の雷見(つるみ)芳浩教授が、連載コラム(2002年6月13日号『日刊ゲンダイ』の「ニッポンを斬る」)の中で、この問題に触れていた。このコラムは、「歪んだ日本の情報公開」と題して、最後の方に次のような記述があった。
 
 く小泉首相の後見人が森「神の国」喜朗前首相だが、ある雑誌(*『噂の真相』)が同氏が大学生時代に買春で逮捕された動かぬ証拠を公表した。すると、森氏は司法官僚と共謀してこの雑誌を訴え、東京地裁は森氏に偽証を許して、同氏の勝ちとした。また、森「オットセイ」氏の弟子の小泉首相の暗い影を英米の諜報機関は握っている。同首相の「ロンドン遊学」の真相は、ある女性に対するハレンチ行為が警察ざたになるのを恐れて、父親の防衛庁長官(当時)が英国にほとぼりがさめるまで逃がしたものらしい。 しかし、日本のメディアはこの真相追及はしない。今、こんな及び腰のメディアをも封じ込めるのが個人情報保護法である。〉

 私と雷見さんは友人として本や記事を交換する仲なので、お互いにそれで情報を得た可能性もあるが、「小泉の暗い影を英米の情報機関が握っている」というのは、私には初耳だった。
さらに、私はその後、日本を訪れるたびに、各方面からこの件に関する情報を得た。それらをまとめると、

○慶大生時代の小泉が女学生と問題を起こし、横浜で警察の取調べ                    を受けたという話は、当時から地元の横須賀ではよく知られていた話であり、多くの人が噂の存在を肯定していること。

○事件は1967年4月頃に起きたこと。そして、その直後に、小泉が留学の名目でロンドンに行ったこと。

○閣僚だった父親が政治力で事件をもみ消し、ほとぼりが冷めるまで海外に出したと当時から噂されていたこと。
という具合になる。
しかし、これらの噂は、日本のマスコミの中で多くの人間が知りながら、今日まで誰も調査報道せずに放置され、政治家につきもののゴシップで済んでいたのである。

 また、ある大手新聞の社会部記者による情報では、代議士になって数年目にも暴行事件が起きており、(婦人に対する)それは示談によって和解が成立したというものもあった。さらに、小泉の先輩に当たる慶応大学のOBから聞いた話では、暴行事件の和解には★飯島秘書官が関与しており、それから飯島秘書官の立場が急に強くなったというのであった。
 

 ●ロンドン大学留学は単なる「遊学」にすぎなかった へ続く。
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女帝『エンペラー』」

 原作は、シェークスピアの『ハムレット』だ。王だった父を毒殺され、母を奪われ、自らも殺されそうになる王子ハムレット。新王となった叔父に、彼が復讐しようとするドロドロの悲劇である。  この名作の舞台を中国王朝に置き換え、奪われる王妃は後妻でかつては王子... 本ナビ!by Tamecom,『小泉純一郎と日本の病理』 藤原肇【2007/12/22 09:11】



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