カウンター 読書日記 「食」について(2)。
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「食」について(2)。

★★ 沖縄は長寿県というのは大誤解

小泉: この五〇年、何か変わったかというと、いわゆる生活習慣病の患者が、ぐんと増えたことです。昭和四〇年代に入るまでは生活習慣病の患者なんてほとんどいませんでした 四十年代になり、糖尿病だ、癌だ、血圧だという患者が目立つようになり、以後増えていく一方なのです。
 
 沖縄というと、★長寿の県だと思っている人がいまだにいるかもしれませんが、そんなことはありません。確かにかつては都違府県別の平均寿命でみると、沖縄県は男女とも一位でした。ところが今や、女性は一位のままですが、男性は二六位まで落ちてしまった。
 なぜ落ちてしまったかというと、戦後アメリカの統治下におかれていたため、アメリカの食文化が根づいてしまったからです。
 ★奄美大島と比較してみると、その違いがはっきりします。こちらもアメリカの統治下におかれたのですが、島の八割が山で、基地が作りにくい地形でした、だから、すぐに日本に返還されたのです。おかげで奄美大島には昔ながらの曰本の食文化が残っている。鹿児島大学の医学部で「奄美シンポジウム」をやり、私も参加しました。そこで知ったことは、★奄美大島、補之島、喜界島が世界で一番の長表エリアだそうです。
 ところが沖縄は肉がいっぱいでしょう。曰本に返還されてからも、★米軍の基地が依然としてあるものだから、曰本政府は、沖縄の人たちのための牛肉を買い支えている、だから牛肉の値段がひじょうに安い。おかけでというか、沖縄の人たちは、肉をふんだんに食べ続けて来た、その結果、長寿ではなくなったわけです。
藤原: 食文化は、その民族の先達たちが築き上げてきた、生活の知恵の賜物なんですね。沖縄の例でいうと、豚肉ではラフティ、角煮のことですが、脂肪分をできるだけとって(取り除いて)良質のものだけ残し、昆布で味付けすることで肉の悪いところを昆布で補う、あるいはゴーヤを食べる。そういうものが、駐戦後の米軍駐留以来、アメリカの★ハンバーグに代わったということですね。
小泉: 沖縄のオバァにチャンプルーを作らせると、例外なく、米軍が使っている缶詰でスパムとかランチョンミートと呼ばれているものを混ぜます。味がついていて、ラードまで入っているから、缶詰をパカッと開けて、そのままフライパンに入れ、後はゴーヤなんかを入れる。何やら沖縄の代表的な食事とされていますが、実はこれほどに沖縄の伝統的な食事からかけ離れているものはないんです。なのに沖縄の人たちは、かんたんに作れることもあって、大人も子どももみんな食べている。本島も同じような傾向でしょう。
藤原: 手をかけていない、先達の知恵を生かしていない、インスタント、ファーストフード。要するに安直な食生活、それは絶対に弊害をもたらしますね。

★漁獲高一位の港は成田空港

小泉: 今一つの問題は、消費者が商品を値段で判断する点です。安ければいいと。
 曰本で一番安い幕の内弁当は、たった二四五円です。何でこんなに安くできるか調べてみたら、おかずのうち、梅干と漬物は、今何かと問題になっている中国産でした。塩鮭はチリの養殖鮭。養殖は一匹が病気になると、同じ池の中にいるのですぐに感染するため、抗生物質を与え、病気にならないようにしています。ところがチリの養殖場では基準量以上を与えているので、人体への悪影響が懸念されています。(*日本でも以前、畸形の養殖<鰤・ブリ>で大問題となった。そのときは、囲い網の目詰まり予防が主目的だった・・)のあと弁当にはウインナーソーセージが添えられていますが、これも外国産。ご飯はカリフォルニア産の古米、アメリカでは牛の餌になっている代物です。
 要するに、曰本産のものは何にもない。安いからと、こういった商品に若い人たちが群がるわけです。(>>今や中年サラリーマンも同様)
 安心、安全ということから考えると、こんな怖いことはありません。中国産、アメリカ産牛肉問題で、それがはっきりしたわけです。だから、こうまで輸入に頼っていいのか、そうではなく自給率を高めることを政府は真剣に取り組むべきです、
 藤原 最近の傾向は、外国から雑多なものを入れて、外国の水準での食生活になっている。それがいわゆるグローバル・スタンダードだと肯定さえされています。ますます民族の独自性というか、食文化のDNAすら失われていくということですね。
 小泉 日本で漁獲高の一番多いところはどこだかご存知ですか。境港でもなく、気仙沼でも石巻でも、ハ戸でも釧路でもない。なんと漁港ではなく、★成田空港なんです。輸入に頼っていると、世界的に異常気象になっていますから、いざという時に、輸出国は自国の食料確保を優先し、日本に対する食料供給をしなくなるかもしれません。そういうことまで考えているのかということです。
要するに安ければいいんだということではなく、いいものを食べなくてはいけない。安いということにどうしてもこだわるのであれば、ご飯に納豆をかけて食べるのが一番いいと私は思っています。
藤原 食の業者の方も問題なんでしょう。肉の業者など、最近はほかのものを勝手に混ぜている。もう犯罪です。犯罪もいろいろありますが、食品に関する犯罪は他の犯罪に比べて、万死に値しますね。

 ★中国が北海道の鮭を買い占める

小泉 最近驚くべきことが明らかになりました。中国が釧路や復室で魚を買い漁っているんです。NHKでも取り上げていましたけれど、なぜ中国が目をつけたかというと、北海道の鮭、オホーツクで取れた鮭は世界で一番安全で、かつおいしいからです。ところが、日本人は、価格的にはどうしても高くなるから、買わない、食べない。
 業者としては、冷凍しておくとそれだけ費用がかかる。そこで中国が格安でもっていて、缶詰にしてメイドインチャイナにしてしまい、欧米に輸出して、外貨を復得しています。こんなことを許していていいのでしょうか。
藤原 もったいない、日本で食するようにしなくてはいけません。
小泉 それではどうすれば日本で食するようになるかです。食育だと言っておきながら、国は一番重要なことをしていない。それは何かというと、学教で民族文化を教えていないということです。
 全体に日本型の生活がなくなってきて、家族にしても、核家族化していき、ご先祖さまへの敬意もなくなり、バラバラになってしまっています。いかに民族の結束が大切かということなのですが、子どもたちに日本の民族文化を教えていけば、自然に昔ながらの和食に興味を持ち、復活するのではないでしょうか。
 藤原 今日は、日本の食文化の現状を憂い、小泉さんと悲憤傭慨してしまいました。ほんとうは世界各地のおいしいものを発掘されている自称「味覚人飛行物体」ないし「空飛ぶ胃袋」の小泉さんの味覚に対する見識もお伺いしたかったのですが、時間が来てしまいました。
 今日はありがとうございました。 
 ****************************

ホスト: 藤原作弥 作家・前日銀副総裁
ゲスト: 東京農業大学応用生物科学部教授・農学博士 小泉武夫

 こいずみ・たけお
1943年、福島県で300年続く酒造家に生まれる。66年東京農業大学卒、82年より現職。醸造学・発酵学の第一人者として教鞭をとる傍ら、食文化の学術調査を兼ねて世界各地を訪れ「食の冒険家」と呼ばれる。作家・エッセイストとしても活躍し著書80冊以上(最新刊『小泉教授か違ぶ「食の世界遺産)、テレビ出演も多数。食物・微生物関連で30件近くの特許を取得している。  (完)

 


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この記事に対するコメント
そうですか。
それは初耳です。
「もったいない!」話しじゃないですか。
自炊、是非お勧めします。
フランス料理、楽しみにしています。
【2007/09/28 08:55】 URL | ひろもと #- [ 編集]

最近ファーストフードに汚染されているステイ金です^^そんなモノばっかり食べているので最近「舌」がやられ気味です~。昔といっても2年前ぐらいですが)は表参道の某フランス料理店で働いていたので実は料理には自信があるんですがね~今度、自炊した料理の写真アップしてみますね~(@_@;)
【2007/09/28 07:19】 URL | ステイ金 #- [ 編集]


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