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静かな朝には。
 ★何度となく読み返す書物は、譬えて言うと、良質のお茶のようなもの
  なのだろうか。

 藤井尚治博士の言葉には、読むたびに訓えられることがある。
 

 ***************************

 ●太陽脳と月脳

藤井: 魔術的なものも例外たりえないが、宗教的儀式のほとんどは暗い場所を選び、ローソクを使うことで、独特な雰囲気作りをしているが、これは感覚系の舞台装置だとも言えるでしょう。
 香をたくのは嗅覚に対しての配慮だし、鐘や木魚を叩いたり、オルガンや唱歌隊を使うのは聴覚のためと言える。あとは触覚と味覚ということになるが、触覚は教会や寺院が薄暗い光線で人間を包みこむ感じそのものである。
 味覚は読経したり瞑想したりすることで、口の中に独特な渇きの感じが生まれ、そこで唾液をのみこむことにより、口の中に拡がる甘さを伴った微妙な味わいを通じて、独特な気分を体験するということになるのでしょうか。

藤原: 唾液は粘膜分泌物として、いろんなものを含んでいるにしても、酵素が分解したホルモンや滲み出た体液をまぜあわせているために、なんとなく蜂蜜を希釈したような甘味が感じられます。甘露というのはこの感じじやないかな。

藤井 そう言えるかもしれません。飴をなめるというのは、唾液を分泌させるための効果的な方法であり、唾液が豊かに分泌するのは健康であることの最もよい証拠です。

藤原: だから、喫茶法というのは栄西のような仏教の修行者によって、精神の健康を保持するために確立されたわけです。元来は、長生きのための秘薬だったみたいですね。 


藤井: お茶の中の主要成分であるタンニンは、カフェインのような強烈な興奮作用を持っておらず、血液と親類関係にあるクロロフィルとして、唾液の中のパロチンとかその他のホルモン分泌を促進させる緩やかな働きをする。また、ビタミンCはチェックの厳しい脳関門も通り技けて脳にたどりつくことができ、脳に爽やかな気分を与えることになる。緑茶はビタミンCのジュースに他ならないし、日常的に使える万能薬の王者とも言えるのは、タンニンが脂肪の酸化を防ぐ効能のせいです。こういう万能薬に近いものが、日常生活の中に組みこまれていることが大切ですね。
 
 ギリシャ暗代には、一つの病気には一つの特効薬しかなく、特定の鍵と鍵穴が一致しない限り問題は解決しないので病気は治らない、と主張したコス学派と、万能薬の存在を信じたクニドス学派があったが、お茶はその万能薬であり、ガンにも有効なはずです。毎日お茶を愛飲していると、ホルモン分泌がスムーズに行なわれると共に、バランスもとれるのでしょう。
 アルコールは暗い場所の方が雰囲気があるが、お茶は逆に明るい場所で飲むことによって、松果腺の機能を倍加させることになるのかもしれない。クニドス学派の過半は、日常生活の中にお茶を飲むような形で浸透することで、習慣の一部になってしまったのかもしれません。

藤原: 明るい陽光に包まれて、松果腺に十分な光のシャワーを浴びせながら思索すれば、ものごとは総て明晰な形で捉えられるけれど、暗い場所でローソクや御神火の明かりの中で考えごとをすれば、総てが幻影的に見えてしまう。
 だから、若さにみなぎった時代は、松果腺もフルに機能するので、理想主義的で明るい生き方のアポロン的な人生を追求するのに対して、年をとると蓄積したストレスによる歪みのために、神経細胞や軸索がインパルスヘの感受性面で鈍感になり、特殊なホルモンヘの依存度が高まって、デイオニュソス的になるのではないかと思うのです。

藤井: それを言い換えると、直線的で理知的な情報をより知覚する左脳は、若者と太陽を象徴し、直観やビジョンといったゲシュタルト(形態的な知覚)的な性格の右脳は、ユングの言う老賢人的な存在で、ローマでは月の女神・ダイアナの後見人役をすることになる。・・・以下略・・・
  


  ●『間脳幻想』 藤原肇・藤井尚治 東興書院 1988.11.18刊
    発行者:落合莞爾

  ★お薦めの一冊ですが、おそらく絶版のまま、図書館ででも、
   是非どうぞ。 


 *「競馬放浪日録」とダブル投稿です。不悪。

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