カウンター 読書日記 植草一秀・『知られざる真実ー勾留地にて』を読む。
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植草一秀・『知られざる真実ー勾留地にて』を読む。
●「想像力が権力をとる!」と5月のパリ、カルチェ・ラタン(ラテン区)で宣言して、40年にもなろうとしているが、人間というものは、進歩とは無縁の生き物なのだろうか、と思う。
情けない、「欲望」に身も心も奪い取られた輩が相変わらずこの国中を跋扈している。

「想像力」とは他者の痛みを知る、「やさしさ」である、と植草氏は言う。
信頼できる「知識人」の「訴え」に真摯に耳を、心を傾けようと思う。

<第一章 偽装> の章頭に、安倍が時々思い出したように引用する松蔭の遺作が掲げられている。
★ かくすれば かくなるものと 知りながら やむにやまれぬ 大和魂 ★ と。
安倍が成り行き上、一時的に代表する「薄汚れた、欲望の生け贄」どもへの皮肉だろうし、その心情(植草氏の)も分かるが、複雑な人格の二十代後半の青年・松蔭の言、この国の近現代史で様々に「利用」されてきた言葉の引用は如何なものかとだけは言っておく。

******************



★引用始め・・・

2001年から2003年にかけて日本経済は深刻な危機に陥った。失業、倒産、金融危機、経済悪化を背景にした悲惨な自殺。暗く重い影、が日本経済を覆った。年間3万人の自殺者は毎日100人が命を断ったことを意味する。
 「改革」が叫ばれ、世の中が大きく変化した。経済の変化で1割程度の人は浮上したかも知れない。しかし、経済の混乱で多数の人が激しい困難に直面した。日経平均株価はピークの五分の一以下に暴落した。多数の不動産価格、がピークの十分の一以下に下落した。巨大企業も倒産したが中小企業の破綻は壊滅的だった。 ・・・中略・・・

3万人の自殺者は、比率では日本の人口のO・03%にすぎない。1、2割の人が厳しい苦難に直面しても、大半の人は深刻な問題とは無縁に豊かに生活している。
 六本木ヒルズが賑わい、ヨン様がブームになり、トム・クルーズ、が来日して首相官邸を訪問し、メディア、が映像を繰り返し流す。この人々の支持を獲得できれば内閣支持率50%を維持することは難しいことではない。
 しかし、陰で少なからぬ人が深刻な苦しみに直面していることを忘れてならない。政治は強い者のために存在するのでなく、弱い者を支えるために存在すると思う。
 「いじめ」は多数の人間が合理性を欠いて特定の個人やグループを攻撃することだ。いじめを仕掛ける者といじめを受ける者の間に中間的存在の人がいる。中間にいる人が鍵を握る。指導者が中間の人に「想像力」を持つように働きかければ状況は変化する。「想像力」とは思いやりだ。思いやりとは自分を相手の立場に置き換えることだ。
 立ち止まって、苦しみに直面する人に自分を置き換えれば、行動が変化するだろう。相手を思いやることは人を「愛する」ことだと思う。恋愛感情としての「愛」ではなく、他者を自己と同様に「大切にする」ことが「愛する」ことだ。
 私たちは社会的な存在だ。対人関係と無縁に生きてゆけない。「いじめ」に直面する子が、苦しみをもたらす人間関係を断ち切れるなら、生きる力を得るだろう。しかし、方法を見つけられず、眼の前の人間関係が唯一の世界だと思い、苦難から逃れるために、あるいはやり切れぬ思いを仕返しの気持ちに置き換え、死を選択するのだ。死は恐怖だ。恐怖の矩(のり)を超えて死を選択する重大さに思いを巡らせることが必要だ。

人の社会的関係に影響を与えるのが「情報」だ。こんなひとつの情報が人間関係を変化させる 社会の「情報」に圧倒的影響力を持つのが「メディア」だ。巨大媒体、マス・メディアが圧倒的影響力を持つ。
 「メディア・ポリティックス」、「メディア・コントロール」が日常用語として用いられる。メディアの影響力が一段と増している。メディア、が発する情報が、社会的関係を変化させる。松本サリン事件でのメディア報道が河野義行氏の社会的関係を一変させた。いつでも起こり得ることだ。
 メディアは「いじめ」を大きく取り被うが、メディアが作り出す大がかりな「いじめ」を見つめることが必要だ。事件報道で被疑者が容疑を否認している段階でも、当局、が容疑を発表するとメディアは絶対的真実との装いを凝らしてニュースを流布する。
 反論の機会を与えられない個人は、一方的情報の激流の前になす術を持たない。一部のメディアは明らかな悪意を持って虚偽の情報を織り混ぜて、特定個人を大衆が攻撃するように全力を注ぐ。「いじめ」の原型が示されている。
 「大人」の世界で「いじめ」が横行していることが、「子供」の世界で「いじめ」が広がる背景になっている。朝日新聞投書で宮城県の主婦が声を寄せた。「障害者自立支技法」が施行され、長野県軽井沢町の知的障害者施設「浅間学園」が障害者の競技大会であるスペシャルオリンピックヘの参加を断念せざるを得なくなった。
「少数派の排除は大人のいじめではないか」と指摘した
私は「障害者自立支援法」に反対した。「自立支援」の表現は聞こえ、が良いが、実態は障害者支援を大幅に削減する法律で、2005年の総選挙後に成立、2006年に実施された。最低の生活さえ困難になる負担増を強いられるケースを多数発生させる法律だ。
・・・中略・・・

大半の「知識人」は利害得失から権力迎合に走っている,これでは「痴識人」だ,私は権力迎合を拒絶した。良心と信念に基づく発言を続けた。権力との対峙について、多くの人が私に注意を呼びかけた。直面した事態を見て、その意味をかみしめている。警戒が半分でなかったと反省する。だが、発言を続けねばならないと思う。身が(は)朽ちぬとも留め置かねばならぬものがある。人が知らない、気付かない重大な事実、が多く存在する。その真相を伝える。強い決意をもって本書を執筆する。
 ナショナリズム、右傾化などの言葉をよく聞く。安倍政権が憲法改正を目指していると伝えられる。小泉政権は市場メカニズム信奉、自由主義の強化を唱えたが、ライブドアや村上ファンド問題、が表面化し、格差や弱者切り捨てが拡大した。『美しい国この「美国」は、朝鮮や中国では「米国」を意味する。日本をアメリカにしようとの考え、が込められているなら賛成できない。
 事件に巻き込まれ、死を決意したが未遂に終わった。132日の勾留期聞に多くの人が無償の愛を注いでくれた。心に染みる言葉、人の愛に出逢い、命を与えられた。「生きる」意味、「生きがい」を考えた。
 「いじめ」を苦にした自殺を人ごとと思えない。いかなる試練に直面しても試練を克服し、美しい地上に生きるという贈り物を大切に味わってゆかなければならないと強く思う。多くの人が理不尽や不条理に直面していると思う。理不尽、不条理に向き合いながらも夢と喜びをもって生きる、力の源になる光をわずかでも示せれば嬉しい。
「プロローグ 想像力」 了。***
 二章から続けます。
 
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この記事に対するコメント
ゆうたまさん。
ありがとうございます。
早速おじゃま致します。
【2007/08/24 17:52】 URL | ひろもと #- [ 編集]

こんにちは。はじめまして。
植草一秀氏を応援するブログの管理人ゆうたまと申します。
このたび、最終弁論要旨(傍聴した方によるメモ)をUPしましたのでよろしければ一度ご覧ください。http://yuutama1.blog.shinobi.jp/

なお、スリーネーションズリサーチ(株)のHPには植草氏の意見陳述がUPされていました。
【2007/08/24 10:59】 URL | ゆうたま #c.uCwPQY [ 編集]


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2003

2003での検索結果をマッシュアップ。一語から広がる言葉のポータルサイト。 一語で検索【2007/08/23 13:50】



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