カウンター 読書日記 『おいしいハンバーガーのこわい話』
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『おいしいハンバーガーのこわい話』
                   20070717094340.jpg


★「・・食べ物は、みんなが買う商品のなかで何よりも大切だ。
 なのに自分の口にするものがどんな風に作られているのかに思いを馳せる人は少ない。
 明日は、どんな服を着て出かけようかと悩むひとはいても。
 しかし、洋服は体の中には入ってこない。
 
 なぜか?
 マグドナルドが必死に防衛しているからである。
 なにを?・・・みんなが、考えるはじめることを。

 では、考えてみようじゃないか!・・」
 ************************

 何のために考えるのか? 

 ● はじめに みんなに考えてほしいこと
★★ 店内に入って、ひんやりした空気を肌に感じる。
カウンターの上のバックライトに照らされたカラー写真をながめてから、列に並んで注文をする。お金をわたす。おつりをポケットに入れる。それからプラスチックのトレイに食べものをのせて、あいている席を探し、座る。バーガーの包みをひらき、フライドポテトにケチャップをたっぷりかけ、
ドリンクのふたの穴にストローを突っこむ。バーガーを手に持って、かぶりつく。
 ファストフード店で食べるときの、この一連の動きは、いつも決まりきったおなじみなものなので、わたしたちはあたりまえのことと思っている。深く考えたりはしないーそれが問題だ。

>>考えてみると・・
 
・・インアンドアウトもバーガービルも、完璧ではない。だが、ファストフード会社が正しい行ないをしてもちゃんと儲かることを、身をもって示している。このほかの、アメリカ各地に散らばる数千店の個人経営の店も、同じ考えかたの持ち主だ。
ファストフード・チェーンを経営する重役は、悪い人たちではない。ただもう少し視野
を広げて、白分たちの行動に責任を持つ必要があるだけだ。消費者であるあなたが求めれば、彼らも、働く人の賃金を引きあげるだろう。あなたが主張すれば、従業員や動物や土地の扱いかたを変えるだろう。あなたの出すお金、つまり賛成票が欲しいからだ。ファストフード業界の問題をひとつずつあげていったら、100冊でも本が書ける。だが、解決は、あなた自身の行動から始まる。
 *<註>「インアンドアウト」、「バーガービル」はともに家族的経営で地元の安全な食材を使って、良質のメニューを提供し続ける店。季節によってメニューが変わるのも当然のこと。値段も決して高くはなく、従業員の待遇も優の部類という。また、店を買い取りたいという申し入れもすべて断っている。

>>考えてみた・・
★★ 店内に入って、ひんやりした空気を肌に感じる。
 列に並んだら、あたりを見まわしてみよう。キッチンで働く若者たちや、席についた客たちや、最新のおもちゃの広告に目をやる。カウンターの上の、バックライトに照らされたカラー写真をあれこれながめる。そして考えよう。この食べものはどこから来るのか、どこでどんなふうに作られるのか、ファストフードを買うという行為ひとつひとつが、何を引きおこしているのか、ほうぼうにどんな影響があるのかーそういったことを、どうか考えてほしい。そのうえで、注文をしよう。あるいは背を向けて、ドアから出ていく。いまからでも遅くはない。ファストフードがいっぱいあるところで暮らしていても、あなたはまだ、自分の好きなように行動できるのだから。

 **********************

● ・・・おもにアメリカの子どもたちに向けたものとはいえ、この本は日本の現状にも少し触れています。内容的にあてはまる記述も、かなりあります。たとえば、最初のファストフード世代である三〇代の日本人男性のうち三分の一が、標準より体重が重い、と書かれています。
そして子どものころ太りすぎていると、かなりの確率で三〇代に肥満作になる、とも。
 日本でも、おおぜいのティーンエイジャーがファストフード店で働いています。食品添加物にかんしては、ものによっては、日本のほうが危険性の認識が甘いようです。そうしたことを子どものうちから知っておくのは、とても大切なことではないでしょうか。
 この本が、ファストフードを始めとするさまざまな食べものについてじっくり考えたり、家族の人たちと話しあったりするきっかけになれば、と思います。
 2007年3月 訳者

 ***********************

 シュローサーの前著『ファストフードが世界を食いつくす』より。

 <訳者あとがき>
 マクドナルドを有する任意の二国は、それぞれにマクドナルドが開店して以来、戦争をしたことがない。
 トーマス・フリードマン著『レクサスとオリーブの本』で唱えられた″黄金のM型アーチ理論″である。すなわち、ある国の経済が、マクドナルドのチェーン展開を支えられるレベルまで発達すると、その国の国民は、武器を千に取るより、ハンバーガーを求めて列に並ぶほうを選ぶ。戦争のはかばかしさをじゆうぶんに認識しているというわけだ。
 まずはそういう肯定的な面で、ファストフード・チェーンはグローバル化の先兵であり、物差しでもあると言えるだうっ。安価で均質な食べ物を地球全域に供給し、なおかつ、進出する先々で大規模な雇用を創出している。現代人の食生活はファストフードなしに成り立だないし、世界の労務環境もファストフード・チェーンを技きにしては考えにくい。
 反面、あまりに急速、あまりに大々的なその隆盛の隆で、失われたもの、ないがしろにされてきたものも多い。「食」という根元的な営みに関わるビジネスだけに、実生活上の各方面への影響は計り知れない。なおかつ、ビジネスとしてのありかた自体が、実は破壊的と呼べるほどに大きな問題をはらんでいる。
 本書は、気鋭のジャーナリスト、エリック・シュローサーが徹底的かつ包括的な取材のもと、巨人ゴリアテたるファストフード帝国に敢然とたたきつけた挑戦状である。そもそもは、若者向け雑誌<ローリングストーン>誌に掲載された二部構成の告発記事だったという。
 ファストフード・チェーンの利益は社会全体の損失によって成り立っているという激越な主張は、大きな反響を呼んだ。「社会全体の損失」とは、例えば、国民の肥満率の急騰、食品由来疾患(O-157による食中毒など)の多発、牧畜業や精肉業の斜陽化、チェーン自体の従業員の待遇の劣悪化などだ。
 シュローサーはその後、さらに広範な調査と取材を続け、あらゆる角度からファストフード業界の暗部をえぐって、この『ファストフードが世界を食いつくす』を書きあげた。
 第一章~第四章では、ファストフード草創期カリフォルニアの人物模様が鮮烈に描かれ、当時の熱気ときらめきが生々しく伝わってくる。二十世紀アメリカの産業裏面史の趣もあって、読者は随所で膝を打つことだろう。ファストフード・チェーン (とりわけマクドナルド)とハリウッド(とりわけディズニー・プロダクション) のつながりなどは、ことのほか興味深い。
 第五章~第十章では、ファストフードのさまざまな現場から、進行中の出来事が実況中継される。アイダホのじゃがいも畑、コロラドの牧場、肥育場、食肉処理場、公立学校、ファストフード店の舗・・。
 まさに背筋の寒くなるようなルポルタージュだ。安価で均質な食べ物を大量に(工業的に)生産するための、さらにそれを効率よく売りさばくための、過酷で非人間的な分業システム。
 そして、終章では、その絶望の淵から這い上がるための、希望の道筋と現実的な対案が示される。消費者の力を、消費者自身が信じ、行使せよ、と。
 これは、義憤の書である。アメリカ人にとっての憂国の書でもある。だが、もちろん、メッセージは地球上のすべての消費者に向けられている。この均質化された風景は、今や、世界のどの土地でも目にすることができるのだから。
 本書を読んだあとで、読者が口にするチーズバーガーとフライドポテトは、かなり違った味がすることだろう。いや、数多くの読者が、黄金のアーチをくぐる前に、あるいはカウンターで注文の品を選ぶ前に、その食品のたどってきた道筋に思いを致すことだろう。
2001年7月 訳者 

  次回から要点を記していきます。
  
 
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